[レポート] D-2 経験を深く、広く、早く。プロダクトマネージャーの成長を加速する3つの仕組み – プロダクトマネージャーカンファレンス2022 #pmconf2022

[レポート] D-2 経験を深く、広く、早く。プロダクトマネージャーの成長を加速する3つの仕組み – プロダクトマネージャーカンファレンス2022 #pmconf2022

Clock Icon2022.12.10

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2022年11月02(水)、プロダクトマネジメントに携わる人たちが共に学び、切磋琢磨するイベント『プロダクトマネージャーカンファレンス2022』がオンライン形式で開催されました。

当エントリでは、ブレイクアウトセッション『経験を深く、広く、早く。プロダクトマネージャーの成長を加速する3つの仕組み』の参加(視聴)レポートをお届けします。

目次

 

セッション概要

セッション概要は以下の通りです。

[タイトル]
経験を深く、広く、早く。プロダクトマネージャーの成長を加速する3つの仕組み

[登壇者]
・戸田 洋平(株式会社リクルート プロダクトデザイン室/室長)

[セッション概要]
昨今、プロダクトマネジャー(PM)はプロダクトの成長をリードする知的総合格闘家とも言われています。ただ、そんなPM自身をどうやって成長させればよいか悩んでいる組織も多いのではないでしょうか。

リクルートでは、事業フェーズやビジネスモデルの異なる数百ものプロダクトを担当するPMを1つの組織に集約し、PMの成長を加速させるための仕組みを構築しました。

キーワードは、プロダクトマネジメント経験を「深める」「広げる」「早める」。本セッションでは、我々がたどりついた成長を加速させるための仕組みについて詳しくお伝えします。

(※以上、公式サイトより引用)

 

セッションレポート

自己紹介

  • 株式会社リクルート プロダクトデザイン室 室長

はじめに

  • プロダクトマネージャ(PM)はプロダクトの成長のためなら何でもする「知的総合格闘家」。
  • PM自身はどうやって成長させていけばよいか分からない。

仕組み作りの背景

  • 領域ごとのマトリクス型組織から全事業横断のマトリクス型組織へ
  • リクルートには多種多様なプロダクトが数百存在
  • PM機能組織としてのミッションは「PMの強化」。プロダクト横断で使えるPMを成長させる仕組み作りが急務
  • イケてるプロダクトマネージャって?
    • どんなプロダクトでも、どんな難易度の問題でもゴールを定め(Why/What)、解決方法をデザインし(How)、最速でプロダクトを成功に導くことが出来る
  • プロダクトマネージャの成長とは
    • 自ら手を動かし、意思決定し、成功や失敗を通して感覚を養っていき、様々な影響を考慮した意思決定が可能に
    • 経験の積み上げが大事
  • プロダクトマネージャの成長に必要な仕組みとは
    • PM成長:経験のマネジメント
    • 経験マネジメントに必要な仕組み:経験を深める/広げる/早める

PMの成長を加速する3つの仕組み

経験を深める仕組み「難易度テーブル」

  • どのプロダクトでも、どんな案件タイプでも共通して使えるモノサシが必要
  • 深さのモノサシ作り
    • 1領域で原案作成(3ヶ月)
    • 全領域の代表で議論(3ヶ月)
    • フィジビリ実施(半年)
  • 『難易度テーブル』の完成
    • 見立て(Why/What)、仕立て(How)のフェーズ分け
    • 難易度を構成する6つの軸:影響範囲/課題抽象度/実現難易度/ユースケース複雑度/仕様難易度/コミュニケーション複雑度
    • 難易度レベル
  • これを用いることによって案件の難易度を推し測る事が出来るようになった
  • 経験を深める仕組みとして運用中

経験を広げる仕組み「機会マッチング」

  • 経験を広げる意味
    • toCプロダクトを例に挙げてもPMに必要な観点は変わってくる
      • アクション傾向
      • 取り扱う情報量
      • 営業スタイル
    • 複数領域を経験して、初めて観点の違いに気付く
  • 経験を広げる考え方
  • 直属上司+人事だけで広げるための異動を決めてしまって大丈夫?
  • 機会マッチングの仕組み:この仕組みでメンバーの経験の広がりをマネジメント
    • 1on1(日常):業務やキャリアについて対話する場
    • 人材開発会議(半期ごと):1人1人の育成プランについて議論する場
    • PM体制会議(半期ごと):次期体制を決める場
    • ミッション設定(半期ごと):期初にミッションをすり合わせる場

経験を早める仕組み「ナレッジシェア」

  • 経験を早める上での課題:成長を早めるには「組織のナレッジ」の活用が有効
  • プロダクトデザイン室の「ナレッジシェア」ラインナップ
    • ナレッジ活用のシーンに合わせて4つの形で施策を展開
      • UXDB!:プロダクトグロース案件のデータベース/過去案件の横展開により、半期で数十億円規模の経済効果を創出
      • UXShare!:ライブ形式のナレッジシェアイベント/毎回100人以上が参加、満足度4.8/5.0と大好評。shareがきっかけでの横展開やコラボも多く発生
      • UX BOOTCAMP Plus!:汎用化された型が学べるオンライン研修動画/実用度4.2〜の高評価、「書籍よりも実践的で即活用できる」「隙間時間を使ってスキル取得できる」等の声あり
      • UXchannel!:領域を超えて気軽に質問できるオンラインコミュニティ/年間100件規模のQ&A、現場での日々のスピーディな課題解決に繋がっている
  • 活性化の工夫
    • (1).継続判断制
      • プロダクト同様、目標を置いて運営
      • PDCAを通じて常により良い状態を追及
    • (2).良質なコンテンツ作り
      • フィードバクドリブンによる場の改善
      • 効果的にスタッフを配置して場を活性化
  • 仕組みと工夫で成長を早めることを実現
  • 新人や中途入社者の早期キャッチアップにも有効

まとめ

  • Q. 知的総合格闘家であるPMはどうやって成長させれば良いか?
  • A. 成長は、経験の【深さ】【広さ】【早さ】を生み出す仕組みによって加速できる。

 

まとめ

という訳で、プロダクトマネージャーカンファレンス2022のセッション『経験を深く、広く、早く。プロダクトマネージャーの成長を加速する3つの仕組み』の視聴レポートでした。

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